キャリパの動きを検証してみました。
1.フロント、コンビ別々で動かしてみた処、引きずりはフロントブレーキで発生している模様
2.フロントピストンの動きを確認してみた処、ブレーキかけた時、図で言う処の1番ピストンと3番ピストンが同時に出てこない(先に油圧がかかる1番が出て、後に3番が出てくる感じ)。
考えられる要因
1.構造上の問題
2.3番POTへ流れる油圧の経路が詰まっている
ただ、手で押してみると逆に3番POTの方が動きがスムーズで1番POTの動きが固い?⇒組み付け時のシールの問題もある?⇒後日判った事だがシールを組み付けた後のグリース不足が原因だった模様で、グリースを塗布し直したら動きがスムーズになった。
やはりキャリパのOH時に表面だけでは無く、油圧が流れる経路の掃除(洗い流し)もやっとかないとダメと言う可能性が出てきた
#後日ググって見た処、同調して出てくるのが理想だが、実際はバラバラだと言う事みたいで特に異常では無い様でした。
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2017.03.01
そんなこんなで作業しちゃいました(苦笑)。
手が汚れていて全く撮影しませんので悪しからず。初めての作業でそんな余裕も無い(苦笑)
作業は下記の手順で行いました。
1.フロント、コンビのブレーキフルードを抜いておく←3の後の方が良い
2.キャリパ脱着
3.ピストンを出来る限り押し出す
4.ピストンに布を当てペンチでゆっくり回しながら引き抜く
5.ピストンに溜まったフルードを抜き取る
6.マイナスドライバーで慎重にシールを外し清掃後再装着←シールにグリースを塗布これ重要
7.ピストン清掃及びシリコングリース塗布
8.ピストン装着←回転させながら装着すると良い?
9.フルード注入し、エア抜き←これを使うと効率的にフルード注入出来る
9a.ピストンを回転させながら揉み出し作業を行い1番3番が同時に動く様に慣らす
10.元に戻し(ボルトの増し締め)動作確認し完了
簡単にはこんな作業でしたが、
・意外とキャリパ内ピストン周りが汚れていました。スラッジらしきもちらほら。
・ピストンは前回清掃でほぼ綺麗な状態でした。
・ピストンを抜くと抜けた箇所にフルードが溜まったくるので溢れる前に抜く準備が必要。
・ブレーキブリーダーボトルのワンウェイバルブが固着していてフルード入れる作業が一番時間がかかってしまった。<仕方ないのでメガネでネジの締め⇔緩めをやりながらの作業で疲れが倍増←これを使うと効率的にフルード注入出来る
キャリパーのOHした結果は良好で引きずり現象が治ったと思ったけど、暫く乗ったら元に戻った。気休めだった(涙)初めてだったから手抜き箇所も多くもう1度丁寧にやり直したい。けど、面倒臭い(笑)
新品シールを次回のパッド交換時に交換してみようかな?←たぶんまだ問題無さそう
#追記、OHせずピストンにグリース塗って揉み出し作業はほぼ意味を成さないと思えた。よはシールが働いている限りピストンに幾らグリース塗っても手前のダストシールで削られ剥がれるので、やはりピストンを抜き、あらかじめ前後のシールにしっかりグリースを塗布しておくのが重要。そうしておけば、手でピストンを回す事も可能です。そこまで動きをスムーズにしておくとよいと思う。OHせずピストンに塗っただけでスムーズに動くようならシールが経たってきていると言う事でしょうね。
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2017.03.01
どうやら、フロントブレーキパッドが引きずり現象起こしている模様です。
前回のローター交換時、ピストン、ピンハンガーなどを磨き、十分なレベルまで回復させたけど、効果無く、引きずりを感じたので、手でフロントタイヤを回してみた処、パッドが当たって殆ど回らないです。
これはもうキャリパーのOHしか無い様です。
ググって知識は得ていますが、果たして出来るかな?
今回購入予定は無いけど、調査した部品
場所 | 部品名 | 型番 |
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9 | ピストン A(1番) 25x27 | 45117-MAJ-G41 |
1 | シールセット ピストン | 06451-GE2-405 |
6 | ピストン A(3番) 22x27 | 45107-MAJ-G41 |
2 | シールセット ピストン | 06451-MZ2-405 |
15 | ピストン B(2番) 22x35 | 45207-MAJ-G41 |
2 | シールセット ピストン | 06451-MZ2-405 |
16 | ピン ハンガー | 45215-KPH-951 |
8 | リング ストッパー | 45111-MAJ-G41 |
フロントブレーキレバー1番と3番を同調して出す為なのか、1番ピストンが若干太い(※2番はコンビ)