日刊工業新聞より
ホンダが2011年度にも燃費性能1リットル当たり40キロメートル級の小型ハイブリッド車(HV)の投入を検討していることが分かった。
新開発の排気量1000cc級エンジンや変速機をハイブリッドシステムに組み合わせる。価格は10月発売の「フィットHV」より安い130万―140万円程度からに設定すると見られる。11年後半にはトヨタ自動車が同40キロを上回る「ヴィッツ」級の小型HVを投入する見通し。HVの燃費競争が同30キロ台から同40キロ台に突入する。
ホンダが製品化を検討している小型HVはHV専用車「インサイト」や「CR―Z」に搭載している「IMA」と呼ぶ軽量・小型のハイブリッドシステムを搭載。「フィット」よりも一回り小さいクラスとなり、燃費性能が格段に上がる。ホンダの既存HVの最高燃費はインサイトの同30キロ。一方、トヨタ自動車の「プリウス」は同38キロ。